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月経と生理痛が起こる仕組みを教えます

2020年04月01日

月経が起こる時に発生するのが生理痛と呼ばれるものです。生理痛は気にならない程度の人もいれば、重症で日常生活に支障を来すほどの人もいるなど女性にとっては深刻な問題となりえます。また痛みの場所も人によって異なるものであり、個人差の激しいものです。

生理痛の原因として考えられるのがプロスタグランジンと呼ばれるホルモンの存在です。このプロスタグランジンはいわゆる黄体ホルモンと呼ばれるもので、卵巣が変化した黄体から分泌されています。この黄体ホルモンそのものは、分泌されることで乳腺を発達させ、体温を上げたり、身体の水分を引き出すなどの作用があります。これらは子供を産めるように身体を変化させることですが、その一方で急激な変化は胸が張ったり、痛みを感じさせたり、だるさや下半身のむくみを起こさせるものです。
生理そのものは卵胞ホルモンと黄体ホルモンが減少することで発生し、まずは卵胞ホルモンが卵巣から分泌され、排卵が行われる頃から黄体化ホルモンが分泌され卵巣から黄体と呼ばれる組織に変化して黄体から黄体ホルモンが分泌されます。このさいに卵胞ホルモンにしても黄体ホルモンにしてもその時の身体の状況によって発生量が異なり、ストレスや健康状態によってホルモンバランスが乱れやすくなるもので、この乱れがPMS(月経前症候群)と呼ばれる不快症状を発生させることになるものです。

黄体ホルモンが増えることによって女性器に対して変化が起こり、そのさいに痛みが発生します。多い生理痛としては子宮内膜から起こるものです。黄体ホルモンが増えることで、子宮の収縮を促します。この子宮の収縮そのものは生理による経血、つまり不用になった老廃物や血液を体外に排出するために必要なことですが急激な収縮はキリキリとした痛みを発生させるもので生理痛といえばこの症状を指すものです。また過度に収縮すると卵巣からの出口も塞がり老廃物や血液が上手く排出できなくなって、滞留することでも痛みの原因となります。収縮以外にも腰痛やだるさ、血行不良を引き起こして冷え症がひどくなりますし胃腸の働きにも悪影響が出て、吐き気や下痢を引き起こすものです。

いずれにしても生理痛は月経と密接に関係し、プロスタグランジンによる作用によって引き起こされるもので、子宮内膜を新しいものに代謝させるためにも必要なことですが、ストレスやもともと血行不良である場合には生理痛が強くあらわれます。特に収縮によって子宮の出口が塞がると子宮内膜症などの原因となりえるリスクもあります。